阪和熱工の光輝焼鈍(焼きなまし)サービス

光輝焼鈍とはワークを熱処理する際、無酸化雰囲気(酸素の無い状態)で熱処理を行い酸化させない熱処理方法です。

阪和熱工では、焼鈍(焼きなまし)のプロフェッショナルとして、主にステンレス製のフレキシブルチューブやベローズ、深絞り品等の金属の光沢を損なわない高度な焼きなましを受託しています。

設備は「水素雰囲気の光輝焼鈍炉」と「真空炉」の2台体制ですので、お客さまのご要望にお応えする、高度できめ細やかな光輝焼鈍(焼きなまし)サービスをご提供いたします。

水素雰囲気の光輝焼鈍炉での焼きなましサービス

酸化を防ぎ、金属の光沢を損なわない水素雰囲気光輝焼鈍炉での光輝焼きなまし!

阪和熱工の光輝焼鈍は、水素ガスの雰囲気での処理です。
水素ガスのメリットは還元の効果が良いのと熱伝導率の良さです。
還元率が良いのでワークが美しく仕上がります。
熱伝導率が良いので加熱 冷却が良くなります。

水素雰囲気の光輝焼鈍炉では、ステンレスにとどまらずインコネル601等の酸化しやすい材質のワークにも対応できます。

処理温度は、600℃以上1100℃以下の温度で対応します。
温度を低くして銅の熱処理も出来ます。

処理できるワークの大きさは幅150mm 高さ80mmです。
長さについてはパイプでは7.5mまで。

フレキシブルチューブでは口径10 15 20Aは25mまでのフレキシブルチューブ。25A 32Aは20mまでのフレキシブルチューブ。
8Aのフレキシブルチューブは30mまで出来ます。

それ以上の口径のフレキシブルチューブは15mまで処理できます。

⇒お気軽にお問い合わせ下さい。

真空炉での焼きなましサービス

真空炉は炉内を高真空(Max10-5 Torr)まで真空状態を保ちながら熱処理する無酸化焼きなましサービス!

この真空炉では光輝焼鈍炉で処理できない大きなワーク(ベローズ、ステンレス製缶品、コイル、網等)を熱処理します。

真空炉で対応できるワークの大きさはW800×H800×L1400です。

温度、時間、冷却方法、加熱方法等はプログラムコントロールで行いますますので、希望の処理条件を提出していただければ引き受けさせていただきます。

弊社の場合 真空炉で処理するワークはステンレス製品が大半です。
やはりステンレスには光輝性(美しさ)を求められるので微圧には水素ガスを使用します。
微圧の大きな目的は高真空状態でステンレスを高温で加熱するとステンレスに含まれるCr(クロム)が蒸発します。(水も常温で真空にすると沸騰する原理と同じです)

ステンレスだけではなくTi(チタン)の熱処理も行っています。Tiの熱処理は薄く褐色に着色しますがご相談いただければ対応いたします。

⇒お気軽にお問い合わせ下さい。

ステンレス加工問題を解決する阪和熱工の熱処理サービス

ステンレスの焼きなましは固溶化熱処理(容態化熱処理)と呼ばれ高温に加熱してワークの組織を再結晶させる処理です。

ステンレス(オーステナイト系ステンレス)は加工や溶接等で金属組織が崩れてしまいます。崩れた金属組織は錆びにくいステンレスでも錆びてしまします。
これは加工によりCrとC(炭素)の問題によりCr23C6 クロームカーバイトが析出して錆びやすくなります。

これを熱処理してオーステナイト組織に戻しクロームカーバイトの析出を無くし表面に不導体皮膜を形成することにより錆びにくいステンレスを作ります。

また、プレス加工、へら曲げ加工でもっと加工したい場合は中間焼きなましと言う技法ですが途中で焼きなましを行うことにより再度加工できるようになります。

精密加工(マシニング等)で荒削り後に焼きなましを行う事が多くなってきました。これは図面どおりの精度に仕上げて納品後、変形等により問題が出るようです。これを無くすには途中で中間焼きなましを行う事により問題が解決できます。

⇒お気軽にお問い合わせ下さい。

焼きなまし処理前のワークの写真(左)と、弊社の光輝焼鈍炉および真空炉で無酸化焼きなましを施工したワークの写真(右)です。
表面に酸化スケールが付かず綺麗なステンレスの光沢を維持します。
  マクロ試験で組織写真を撮りました。左写真 20倍。右写真 50倍です。
オーステナイト組織が出ています。硬度はHv≒170。